内閣府は２１日、対話型ＡＩ（人工知能）サービス「チャットＧＰＴ」などを巡り、関係省庁会議「ＡＩ戦略チーム」を設置すると発表した。２４日に初会合を開き、業務に利用する際の課題などを整理するほか、省庁間の意思統一や連携強化を図る方針だ。戦略チームには、経済産業省や総務省、文部科学省、デジタル庁などが参加する方向で調整中だ。チャットＧＰＴを巡っては、農林水産省が業務の一部に利用する方向で検討するなど、中央省庁で活用に向けた動きが目立っている。業務の効率化が期待される一方、回答内容の正確性や機密情報の取り扱いなどの課題が指摘されている。高市科学技術相は２１日の記者会見で、「ＡＩに関する課題は多岐にわたるので、関係省庁の連携を強めなければいけない」と述べた。

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